Off Course 7th.Album “Three and Two”
released in 1979/10/20
Off Course are
Kazumasa Oda(Vo./Key)
Yasuhiro Suzuki(Gt./Cho)
Kazuhiko Matsuo (Gt/Cho)
Hitoshi Shimizu (Bs/Cho)
Jiro Ohma (Ds/Cho)
1. 思いのままに (Omoi no mamani) ★ |
2. 恋を抱きしめよう (Koi wo dakishimeyou) |
3. その時はじめて (Sonotoki hajimete) |
4. 歴史は夜つくられる (Rekishi wa yoru tsukurareru) |
5. 愛を止めないで (Ai wo tomenaide) |
6. SAVE THE LOVE |
7. 汐風のなかで (Shiokaze no nakade) |
8. 愛あるところへ (Ai aru tokorohe) |
9. 生まれ来る子供たちのために~(Umarekuru kodomotachino tameni) ★ |
★Recommend01 Live 1982’★
★Recommend10 Audio★
本日は、1970年代のカテゴリー。
1979年に発売されたオフコースの通算7枚目のアルバム「THREE AND TWO」をご紹介します。
オフコースが小田・鈴木の二人体制から五人体制になっての最初のアルバムです。
と言っても実質的には、この前の2枚のアルバム「FAIRWAY」「JUNKTION」から清水、松尾、
大間の三人がレコーディングやライブのサポートメンバーとして参加してはいました。
ただ、正式にオフコースが五人の名前でクレジットされたのが初めてと言うことになります。
そのため、(当時はLPレコードでしたが)ジャケットの表が新加入の三人、裏面に結成メンバ
ーの二人と言う、意表をついたジャケットが出来た訳です。かなりレコード会社からの反対が
強行だったそうですが、小田和正自身が「新しい三人は、我々二人のサポートやバックでは無
く、オフコースのメンバーなんだと言う事をしっかりと認知してもらいたかった」と言う気持
ちで逆にレコード会社に対して強行に押し切ったと言う風に後々語っています。
私も最初にレコードを手にしたときは、かなり違和感があったのですが、その違和感が逆に、
オフコースのアルバムを頭の中に並べて思い浮かべた時に最初に出て来るインパクトがあるの
だと思います。
楽曲は全9曲で、小田和正5曲、鈴木康博4曲で、大雑把に分けると小田がAOR担当、鈴木がロッ
ク担当とでも言った構成になっていて、聴く者に隙を与えない並びになっています。
レコードに針を落とした瞬間に流れ出て来る冒頭の流麗なハーモニーはアルバムの幕開けにふさ
わしいインパクトを与え、そして最終曲で眠るように幕を閉じる・・・一つのストーリーを描い
ているかのようなこのアルバムは、当時中学生だった自分にはなかなか難しい感じがしたので
すが、メロディとヴォーカルの声の綺麗さが耳から離れない、そんなアルバムでした。
このアルバムが発売された2ヶ月後、あの「さよなら」が大ヒットし、一躍世間に認知されるこ
とになるのですが、そんな火山噴火直前の胎動や鳴動のようなものを感じる名盤です。
もう一つ付け加えておくと、シングルの「さよなら」が爆発的に売れた後の次のシングルが、
このアルバムに収録されている「生まれ来る子供たちのために」だった訳ですが、先行していた
アルバムからカットして発売すると言うのも、海外物では多かったですが、日本でそういった形
を取るのは珍しかったように記憶しています。そんな革新的な所も、このバンドが人気を持ち得た
理由の一つかも知れませんね。
是非、今一度聴いてみては如何でしょうか?
P.S.
8月は一件も更新することが出来ませんでした。
その間も懲りずに、このサイトに訪れて下さった方々に感謝いたします。
コメントを下さっていた「ぐれーぷふるーつ」さん、「chan-olau」さん、返信が出来ずに
申し訳ありませんでした。
=If you want to search in Japanese=
オフコース、小田和正
CD No.TOCT-25639
The vocals and band are outstanding! すばらしい
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