Seiko Matsuda 7th.Album “Utopia”
released in 1983/06/01
Seiko Matsuda (Vocal)
01. ピーチ・シャーベット (Peach Sherbet) |
02. マイアミ午前5時 (AM5:00 at Maiami) ★ |
03. セイシェルの夕陽 (Sunset of Seychelles) |
04. 小さなラブソング (Chiisana Love Song) |
05. 天国のキッス (Tengoku no Kiss) |
06. ハートをRock (Heart wo Rock) |
07. Bye-bye Playboy |
08. 赤い靴のバレリーナ (Akai Kutsu no Ballerinaa) |
09. 秘密の花園 (Himitsu no Hanazono) ★ |
10. メディテーション (Maditation) |
★Recommend DISC02. Audio [ AM5:00 at Maiami ]★
★Recommend DISC09. Audio [ Himitsu no Hanazono ]★
=poor english=
soon….
本日は、1980年代のカテゴリー。
1983年に発売された松田聖子の7枚目のアルバム「ユートピア」をご紹介します。
そして、前回に続いて勝手に「Summer Sound Collection Vol.02」です。
松田聖子の様な、大メジャー・超大御所を取り上げる事の少ない当サイトです
が、ここ数回で夏向きのサウンドをご紹介したいなと考えた時に、やっぱり外せ
ないアルバムだなと思い、取り上げてみました。個人的な想い出がプラスされて
いるせいもありますが・・・。
大御所をここであまり取り上げないのは、私ごときが紹介するまでも無くここを
ご覧になってくださってる音楽ファンの皆様の方が、そういったメジャーな方々
をよ~くご存じだろうと思うからですw。
松田聖子と言えば、知らない人はいないと断言しても良いほどの80年代を象徴す
るアイドル歌手です。ただ、この「アイドル」と言う言葉が当時中学生だった
私にはどうしても受け入れにくいキーワードになってしまっておりまして、キチ
ンと彼女・彼らの音楽を聴くチャンスを逃しておりました。
アイドルと言えば、みなルックスもスタイルも素晴らしいし、見ている分には十二分
の方々ですが、肝心の「唄」がどうにも聴くに堪えないかたも中にはいらっしゃい
まして、そういった肝心の部分を差し置いて、お顔やスタイルだけで騒ぎ立てると
いう風潮が、なかなか受け入れられない本当に生意気な考えのひねくれた少年だっ
た訳です。学校の仲間がアイドルのピンナップやプロマイドを持ってきては、休み
時間に大騒ぎしているのに入れないと言いますか、もう本当に今考えると素直さゼロ
のクソガキだった訳です。
ただ、そんな中、松田聖子に関しては、ルックスも歌い方も正直苦手だったのですが、
一つ大好きな点がありまして・・・。それはもう音楽ド素人の私のバリバリ上から
目線で大変恐縮なのですが、「リズム感の良い歌手」と言う部分です。
(ファンの方には、本当に失礼な物言いで申し訳ないです)
どんな作曲家のメロディも、あの媚びた様な歌い方でありながら(再詫)、絶対に外さな
い唄の上手さとリズム感の良さは、例え彼女の音楽が嫌いな方でもそのフレーズが耳
に残る強烈なパワーを持っているのではないかと今でも思っております。
そして、このアルバムが発売される前のプロモーションで耳にした「マイアミ午前5時」
で完全に白旗を揚げた次第です。この頃、ボズ・スキャッグスやドゥービー、シカゴ
と言ったAOR的なサウンドにはまっていた私は、このマイアミ午前5時にAOR的な
要素を勝手に見い出し、「こんなサウンドすら易々と歌ってしまうのか・・」と本当に
ビックリし、速攻でLPレコードを買いに走りました。それまで、シングルのヒット曲は嫌でも
聴いておりましたが、アルバムを聴いて松田聖子の本質はシングルでは無くてアルバム
にあるんだなと一人悦に入っていました。
そして、このアルバムを構成する作家陣、演奏陣の豪華なこと・・・。
作詞は、言わずと知れた松本隆が9曲、松田聖子自身が1曲。
作曲は、杉真理、来生たかお、故・大村雅朗、財津和夫、細野晴臣、甲斐よしひろ、そし
て呉田軽穂(松任谷由実)です。
演奏は、
ドラム(島村英二、滝本季延、林立夫)
ギター(青山徹、今剛、松原正樹、鈴木茂、吉川忠英)
ベース(高水健司、美久月千晴、細野晴臣、岡沢茂)
キーボード(国吉良一、山田秀俊、水田一郎、日向啓介、富樫春生、松任谷正隆)
などで、もう書き切れませんが、見てるだけでクラクラしそうなメンバーです。
今の時代のミュージシャンを集めてもこのクラスの方々が集結するのは、非常に厳しい
かも知れませんね。
6月に発売されたとあって、やはり夏を見越した爽やかなサウンドが並んでおり、途中
甲斐祥弘のやや昭和チックな懐メロ風サウンドを挟むものの全体的にメロディアスに
作られていて、夏に聴くには持ってこいのアルバムだと思います。
昔を思い出すのも良しですし、現在でもあまり古臭さを感じさせないサウンドをラック
から引っ張り出して改めて聴かれてみるのは如何ですか?
私はこのエントリーにあたって改めて聴き直しましたが「やっぱり松田聖子は凄いわ」
となりました(笑)
=私信=
ぐれーぷさん、ブー太さん、HNさん、返信が遅くなっていてすいません。
明日には、返信させて頂きますね。
=If you want to search in Japanese=
松田聖子、ユートピア
CD No.MHCL-20154