sfpr 2nd.Album “New World”
released in 2012/11/21
SG (Guitar,Bass,Vocal)
FZ (Guitar,Bass,Vocal,Programming)
01. blood down blood |
02. beginning anew |
03. City Lights |
04. Shooting Star ★ |
05. Castaways Cover Over ★ |
06. Pay you back!! |
07. paradigm shifter |
08. end. |
09. backs |
10. crown |
11. dice |
12. cosmosumsucks |
13. life |
★Recommend DISC05. PV [ Castways Cover Over ]★
★Recommend DISC04. PV [ Shooting Star ]★
=poor english=
soon….
本日は、2012年に発売されたsfprのセカンドアルバム、New Worldをご紹介します。
sfprは、SGとFZと言う二人の日本人のユニットで、SG&FZ Projectと言う仮の名義から、
付けられたグループ名がそのまま定着したと言うことです。
そして、二人の日本名も何も明かされていない覆面ユニット的な売り方をしています。
元々、二人とも全く縁の無い所で、作詞作曲をし、他アーティストなどに提供していた
そうですが、二人に共通のアメリカ人プロデューサーが手がけるアーティストに楽曲を
提供する際のやり取りで、お互いが共鳴しあってユニットが出来たと言うことです。
彼らのサウンドは、もうあまり使われない「ミクスチャーバンド」と言う事になると思うの
ですが、デジタルロック、パンク、スクリーモ、ポップと本当に雑多なサウンド構成に
なっているのですが、そこには非常に覚えやすいメロディが存在しているために、雑多
な中に彼らのサウンドポリシーが透けて見えてくる不思議なアルバムです。
単純に言えば、怒っていたり、泣いていたり、とても優しかったり、そんな当たり前の
感覚を最新鋭の機材とプログラミングで表現しているかの様です。
紹介した二曲だけを聴いて頂いても、そのギャップがお分かりになるかと思います。
そして、このサイトの音楽紹介の主旨とはちょっと離れるのですが、彼らのちょっと
変わった挑戦をご紹介して締めたいと思います。それは、彼らの音源の販売方法
です。(予めお伝えしておきますが、今日ご紹介したCDは店頭でも、通販でも普通
に購入できます。)
みなさんは、2013年の今現在、どのように音楽を購入されます?
ダウンロード購入ですか?それとも、CDを買いますか?
私は、後者が圧倒的に多く、ダウンロードは音楽購入全体の5%~10%かな?と言う
感じです。先日改めて調べると、ワタクシ年間300枚~400枚程CDを購入している様
なのですが(あ、中古も入ってますw)、それにはやはりパッケージを所有すると言う、
単なるコレクション癖と、ライナーノーツを見てどんなサポートミュージシャンが演奏し
ているのか、誰がプロデュースしているのか?などに興味があるからなんです。
ダウンロードでイけるのは、クラシックだったりJAZZだったりで、オケと指揮者はDLだと
しても表記されているのは当たり前ですし、JAZZもトリオやコンビ程度なら誰が演奏し
ているか分かった上で聴けるので安心なんです(笑)。
でも、私のような、こんな懐古的おっさん趣味は今や少数派だろうと想像します。
恐らく若い方々含めて、ダウンロードかレンタルCDを携帯プレーヤーやスマホに入れ
て楽しむと言うのが主流なのかな?と思います。
そして、今後もこの様なスタイルは当面、維持されていくのだろうと思いますが、そう
いった点で、私の様なパッケージを手元に置いて、ジャケット眺めながらニヤニヤと
音楽を聴く変態は絶滅するのか?と考えていた所で、sfprの販売方法が面白いのです。
「無音パッケージ」・・・・
これ、どういう事かと申しますと、今までみなさんが手にしていたCDと同じでCDケース、
ジャケット、歌詞カードなどのライナーノーツ、そして盤面がデザインされたCD-R、更
には包装までされているパッケージが500円で購入出来ます。
見た目は、全く新品で買ったCDと同じです。
が、肝心の音源は入っていません。
コンポやPCのトレイにCDをセットしても音楽は再生されません。
音源は高音質の.wav形式か、音質の落ちる.mp3の2種類をダウンロード販売で購入
して梱包されているCD-Rに焼いてくださいと言うことなんです。
.wavは1曲200円、.mp3が1曲100円。
もし、仮に、一枚のアルバムが10曲構成だった場合、
・200円wav×10曲=2000円(無音パッケージに焼くと2500円)
・100円mp3×10曲=1000円(無音パッケージに焼くと1500円)
と言う事になります。
当然、アルバム自体の曲数にもよりますが、今までの販売されているCDよりは、
安価になる場合の方が多くなるのは間違い無いところです。
こういった「選択肢」を用意して販売するのは、、私の様な人間にも、ダウン
ロードオンリーの方にもとても良い売り方では無いでしょうか?
まあ、無音パッケージの送料はどうなのか?と言う大問題はあるものの、ダウン
ロードオンリーの方には全く問題なく、むしろ現行のDL料金よりはかなり安い
ことになって万歳ではないかと?(mp3の場合ですが)
日本のCDは高い、そして売れないと言われて久しいですが、ついにあの悪名高い
利権団体と少しづつ手を切る方向になって行くのかと思うと胸アツな訳ですw。
(二次使用権はまだまだ壁が高いと思いますが)
良い音楽を作り、そして新たな売り方で、その音楽を発信する方法を模索している
sfprをこれからも応援したいと思いますし、こういった手法に賛同するレコード会社
やアーティストが増えることを切に願う、今日この頃です。
=If you want to search in Japanese=
エス・エフ・ピー・アール
CD No.MXMM-10024