DOLL$BOXX 1st.Album “DOLLS APARTMENT”
released on 2012/12/12
Fuki ( Vocal / All Lyrics [ except M10 written by Gacharic Spin] )
TOMO-ZO ( guitar )
F. Chopper Koga( bass )
Hana (drums)
OREO REONA (keyboard)
01. Loud Twin Stars ★ |
02. Merrily High Go Round |
03. Take My Chance ★ |
04. monopoly |
05. ロールプレイング・ライフ(Rollplaying Life) |
06. fragrance |
07. KARAKURI TOWN |
08. おもちゃの兵隊 (Omocha no Heitai) ★ |
09. Doll’s Box |
10. ヌーディリズム (Nudirism) |
前回の更新から、ゆうに2ヶ月以上が経過してしまいまして、申し訳ありません。
コメントを頂いておりました “ぐれーぷふるーつ”さん、本当にごめんなさい。
今更ですが、コメントをお返しいたしました。
さて、本日は、2010年代のCDカテゴリー。
2012年12月に発売されたDOLL$BOXXのファーストアルバムをご紹介いたします。
DOLL$BOXXは、2012年に結成された女性5人組のガールズロックバンドです。
元々、ヴォーカルのFUKI以外の4人は、Gacharic Spin(ガチャリックスピン)と言う
ロックバンドのメンバーで、そこへLIGHT BRINGER(ライト・ブリンガー)のFUKI
が加わった形になります。
ライト・ブリンガーもヘヴィメタルバンドとして2005年から活動しているグループで、
こちらは、FUKI以外が全員男性の演奏陣なんです。
ですから、FUKIは、男性4人のバックバンドから女性4人のバックバンドに変わった
と言うことになります。ライト・ブリンガーの活動を停止した訳では無いので、並行的
に活動するか、一時的なレンタル活動と言うことになるかも知れませんね。
(2014年の現在もDOLL$BOXXのライブは行われております。)
2012年の2月から行われていたGacharic Spinのライブツアーの最中に、当時ヴォ
ーカルだったArmmyが突然の脱退を発表します。肝心のヴォーカルを失ったガチャ
ピンは、それ以前のバンドメンバーや対バン仲間のサポートを得て、このツアーを
乗り切る事が出来たのですが、その際、サポートに駆けつけたFUKIと意気投合し、
このバンドが結成されるに至りました。
このグループの特徴は、その外見からは似つかわしくない、ハードなロックサウンドと
キャッチーなメロディ構成にあります。歌詞は、FUKIが作り、楽曲はGacharic Spin
のメンバーによる作曲です。FUKIにしてもガチャピンにしても、母体となるバンドで
何年も活動をしていますし、それぞれの良さを持ち寄って良い化学反応を起こして
いると言った様相です。
演奏陣は、ベースのKOGAにしても、ドラムのHANAもその他メンバー全員が教則
DVDを発売しているか、教則動画を公開しているメンバーばかりで、その演奏力の
高さは、以前より折り紙付きですので、是非、リンクした動画でお確かめください。
そういう意味で行くと、例えば、彼女達の曲が好きと言う方や、ルックスが好き、或い
は演奏力が好きと言う、音楽をどんな視点やスタイルで切り取っても楽しんで聴く事
の出来るフレキシブルなバンドかも知れません。
そして、今回のアルバムを紹介するにあたって、もう一つの特筆すべき点は、M01~
M09までの新曲(M10はガチャピンオリジナル曲のカバー)全てにオリジナルPVを
発表しており、その全曲をYOUTUBEの公式チャンネルでいつでも見られる事です。
ここ数年、CDが全く売れないとお嘆きの声が業界含めてあちらこちらのソースから
入ってくる昨今ですが、そんな最中の全曲PVはある種、「賭け」の要素が強いハズ
です。CDを買わずとも、全曲聴けてしまった上にその評価が低ければ、視聴された
だけで終わる可能性も高いからです。
私が寝ても覚めても音楽漬けになっていた30年程前は(笑)、正直、こんなに手軽に
アーティストが動いている所を見ることなどなかなか叶わず、レコード店での試聴なん
ていうのも、スタッフさんと余程仲良くならないと実践することは難しい状況でした。
ですので、レコードを「買う側」が、ジャケットから伝わる雰囲気や、上手くすれば裏面
に書かれているプロデューサーやバックミュージシャンのクレジットを頼りに「賭け」を
していた訳です(笑)。
当然ながら、その「賭け」に勝った時の喜びは、万馬券を当てる程の喜びに近いモノ
があり、逆に負けてしまった時の残念さとお財布がミョ~に軽くなってしまったような感
覚は、とても空しいものがあったりした訳です。
ですが、今は、手軽にアーティストの発信する情報を得られる反面、全てを丸裸にさ
れた上で、購買の選択権を消費者に渡さなければいけない状況でもあって、現代の
アーティストは、それはそれで、非常に厳しい立場であると理解しています。
しかし、このDOLL$BOXXの全曲PVについては、日本はおろか海外の音楽ファンも
「このPVを見て、iTunesからダウンロードした」とか、「Amazon JapanからCDを購入し
たよ」と言った英語のコメントが多数書かれている事から、概ね成功しているんじゃない
かと感じています。
折からのジャパンブームであることも否定は出来ませんが、やはりそのルックスとのギャ
ップがある、音楽の「質の高さ」と言うものが、海外の方にも認められているのでは無い
でしょうか?
★Recommend Track No.03 PV [ Take My Chance ] ★
★Recommend Track No.01 PV [ Merry High Go Round ] ★
★Recommend Track No.06 PV [ Omocha no Heitai ] ★
=If you want to search in Japanese=
ドールズボックス ガチャリックスピン ライト・ブリンガー
CD No.KICS-1850