CREATION 4th.Album “Lonely Heart”
released on 1981/07/05
Ai Takano ( Vocal / Music)
Kazuo Takeda(guitar / Lyrics&Music)
Hiro Ogawa(bass)
Jun Ando(Keyboard)
Tengai Hai(drums)
Takashi Takagi(drums)
Masayuki Higuchi(drums)
01. CARRY ON ★ |
02. Lonely Heart (English Version) |
03. HEART-BREAKER |
04. LADY |
05. TRY ME TONIGHT |
06. MID-NIGHT-RAMBLER |
07. Lonely Heart (Japanese Version) ★ |
08. MOVE ME |
09. NEW YORK WOMAN SERENADE |
10. HELLO APPLE HIP |
11. TIGHT ROPE |
★Recommend Track No07. PV [ LONELY HEART ] 1981/07/05★
★Recommend Track No01. AUDIO [ CARRY ON ] ★
本日は、1980年代のCDカテゴリー。
1981年7月に発売されたクリエイションの四枚目のアルバムをご紹介します。
クリエイションご存知ですか?
昭和30~40年代生まれの方は、ご存知の方が多いであろうと思います。(笑)
今から30年以上も前に発売されたアルバムなので、非常に懐かしいのですが、凄腕ギタ
リスト竹田和夫が1972年に結成したバンドです。ただ、このバンド名で活動を開始した
のが1972年と言うだけで、前身のブルースクリエイションが結成されたのは、1969年で
すから今からゆうに40年を越える前から活動をしていたバンドとなります。
度重なるメンバーチェンジをしながら、ブルースクリエイション→ブラッディ・サーカス
→クリエイションとバンド名も変遷を重ねていきます。そして彼らの名前が世に知れ渡った
のは恐らくこのアルバムに収録されているシングル「ロンリー・ハート」の大ヒットに依る
所が大きかったかと記憶しています。
当時、「プロハンター」と言うテレビドラマのエンディング曲として使われていたハズですが、
このドラマは、藤竜也・草刈正雄・柴田恭兵らが出演していた探偵モノで、とても軽快でオシ
ャレな感じのドラマで、当時、私もかなり見ていたと思います。ジャンルがちょっと違います
が、その後の「あぶない刑事」のあの洒落っ気たっぷりな感じと通ずるものがあって、あぶデカ
がヒントにしたドラマじゃないかなあ?と憶測しています。
話しがそれましたが、彼らのサウンドは、正統派の「ブルースロック」と言う感じです。
クラプトンが居た頃のクリームの様なブリティッシュ系なロックの匂いもして、ちょっと日本に
おいては変わったサウンドを持っていたグループでした。
ファーストやセカンドアルバムでは、そのブリティッシュロック的なヘヴィな要素が顕著に出て
いましたが、このアルバムでは、ヴォーカルとして加わった「アイ・高野」の影響もあるのか、
軽めのAORっぽいロックに変貌しています。それが、逆にヒットに繋がったのかも知れませんが・・・
この80年代初頭の日本の音楽界は、色々なジャンルの棲み分けが進んでいて、それぞれのジャンル
で火山が噴火する前の胎動の様な時期だったかなと今考えると、そう思います。
今日ご紹介しているブルースっぽいロックには、クリエイションや寺尾聰、フォーク系は、さだま
さしや吉田拓郎、サイケだとフラワー・トラベリン・バンドやTHE MOPS。プログレが四人囃子、
ヒカシュー、マライア。ヘヴィだとVOW・WOWやラウドネス。AORだと山下達郎、南佳孝、角松
敏生。そこにヒットメーカーのアイドルや演歌などなど・・キリが無いですが、ワクワク感も半端
なかった時代だなと。
正に日本音楽の黎明期だった感じですが、その当時の方々が今も現役で活躍されている方が多いの
もまた嬉しいことです。
上でご紹介した2曲も音こそ古くさいですが、曲自体は逆に斬新に聞こえたりするのですが、皆さん
は如何でしょうか?
残念ながら2006年に、この世を去ってしまった天才ボーカル、アイ高野氏を偲びつつ、今夜の一杯と
素敵な音楽で眠りに付きたいと思います。
=If you want to search in Japanese=
クリエイション、竹田和夫、アイ高野
CD No.TOCT-10052