JUNK FUJIYAMA 3rd.Album “JUNK SPICE”
released on 2010/11/24
Junk Fujiyama ( Vocal / Chorus / Music / Lyrics )
Kiyotsugu Amano ( guitar )
Yoshihiko Chino ( guitar )
Ryuta Sakamoto ( bass )
Syuichi “PONTA” Murakami (drums)
Yusuke Miyazaki (keyboard&piano)
Masato Honma (sax)
Kazco (chorus)
Chisa Shimamura (chorus)
Ayako Miyara (chorus)
1. Morning Kiss |
2. SUMMER BREEZE |
3. Undercover Angel ★ |
4. 雨上がりの向こうに(Ameagari no mukouni) |
5. 曖昧な二人 (Aimai na futari) |
6. Night Walker |
7. Morning Kiss (Live) ★ |
8. ノスタルジア (Nostalgia) |
9. Morning Kiss (Back Track) |
10. SUMMER BREEZE (Back Track) |
本日は、2010年代のCDカテゴリー。
2010年11月に発売されたジャンクフジヤマのサードアルバムをご紹介いたします。
2009年頃から本格的な活動を開始したジャンクフジヤマですが、ご本名は藤木直史と
おっしゃいます。ヴォーカル名・ユニット名として「ジャンクフジヤマ」、作詞・作曲のクレジ
ットは「本名」でと使い分けています。
まずもって、彼の音楽を聴いた100人中99人、1000人中999人が、「これ、山下達郎?」
と言いたくなるんじゃなかろうか?と思ってしまうような、声と音楽性の持ち主です。
かく言う、私自身も、デビューミニアルバムの”秘密”をラジオで聴いた時に、「ヤマタツさん、
えらい高音で頑張っちゃってないかい?」と思ったクチです。
どんだけ、いい加減な耳を持っているのでしょう?ワタクシは
ただ、一つだけ言い訳すると、このデビューとなるミニアルバム「A Color」が世に出る前の
デモテープを聴いた、かの名ドラマーPONTAさんが、「達郎とやった録り残しだよね」と
間違っておっしゃったそうで、ワタクシの耳だけが悪い訳では無いようです(笑)。
それだけ、音楽の雰囲気も声質もそっくりなんです。
でも、これがキッカケで、PONTAさん自身が、「連れてきて」と要望し、バックバンドまで
用意したと言うのですから、何が人生を変えるか分かりませんよね?
当然ながら、ご本人も「小学生の頃からの達郎ファン」と公言しており、作る音楽も300%
達郎さんの影響を受けているそうで、もう根っからの達郎マニアな訳です。
更に面白いのは、ヴォーカルについて「似せてる訳では無いけど、似てしまうので、全ては
達郎さんと比較されるところから始まるんですよ。ですから、最初からジャンクと名乗ってし
まえ」と。「でもジャンクでもてっぺん取りたいので、富士山。だからジャンクフジヤマ」だと(笑)。
もうね、この潔さったら無いですねw。
こういうミュージシャンとか芸術家が出て来ると、世の中的には、「パクリ」、「二番煎じ」と
言った言葉で揶揄されることも出てくるのでしょうけれども、そういう入りでも良いじゃないかな?
と思います。「パクリ」で、あの天下の山下達郎と間違われたり、似てると思われるって逆に
すんごい事じゃないかと(笑)。
要は、そこから彼の音楽を聴いて、彼のオリジナリティを好きになるか、二番煎じとして離れて
いくかが問われる訳で、今の活躍ぶりを見る限り、彼自身の「オリジナリティ」を好きになる方
が増えているのだろうと感じています。
さて、この三枚目のアルバムですが、先程申し上げた様に、PONTAさんが、彼のバックを
務めると自ら名乗り出て参加したライブ盤「JUNK TIME」の好調を受けてか、その後の2ヶ
月間で、続々とリリースされたシングル「Morning Kiss」と「SUMMER BREEZE」を中心に
作られた、ちょっと企画モノっぽいアルバムです。
サウンド的には、いわゆるCity PopっぽいものJapaneseAORっぽいもの、JAZZっぽい雰囲気
の曲とバラエティに富んでいて、どんなジャン分けでもして聴いて下さいとリスナーに委ねた
感のある面白いアルバムだと思います。
一曲だけカバー曲があって、アラン・オデイの「Undercover Angel」がライブ音源として収録
されていますが、これがまたオリジナルの雰囲気を残しつつ、彼の繊細かつ豪快なヴォーカ
ルが堪能出来てとても素晴らしいと思います。
演奏陣も、天野清継、知野芳彦、坂本竜太、村上秀一、宮崎祐介、本間将人など、腕利き
揃いで、やはり人の手で演奏される音楽の素晴らしさを堪能出来ます。
今年も順調にリリースやライブ活動が続いているジャンクフジヤマですが、今の音楽性に磨き
をかけて頂いて、是非「本物のジャンク品」を突き詰めて行って欲しいと切に願うミュージシャン
です。いつの日か、ライブに参加して応援したいなと思っています。
これからやってくる暑い夏の日のドライブなんかにもピッタリの彼の音楽に是非触れてみては
如何でしょうか?
今回もつたない文章にお付き合い頂き、ありがとうございました。
★Recommend Track No.07 LivePV [ Morning Kiss ] ★
★Recommend Track No.03 Live AUDIO [ Undercover Angel ] ★
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ジャンクフジヤマ、藤木直史
CD No.MICL-70002